今回の絵本紹介は『よるのえんてい』でーす。

「先生、さようなら」にぎやかに子どもたちが帰り、最後の先生が鍵をしめて帰ってしまうと、幼稚園の庭は、だれもいなくなって、さびしくなった……いえ、そうではないようです。ほら!夜の園庭には、びっくりするほど、いろいろな生きものたちがいますよ。

「せんせい、さようなら。」
「みなさん、さようなら。」
園庭に集まっていた子どもたちが、おうちに帰っていきます。先生たちも、みんなおうちに帰りました。
園庭は、もう からっぽ? って思うでしょ。とんでもない!!じゃあ、誰がいるかって思うよね。次のページからは、子どもたちのワクワクが待ってます。
さあ、ページをめくって~!!!!

ほらっ、 あかりの ところ。
いるいる!!こうもりに、蛾やら虫たちが、あかりに集まってきてる。そして、眺める猫。
園庭だけじゃなくて

ほらっ、 かべの ところ。
やもりだーーーー!!!あれ?プランターのところに、ちょこっと見えてるのは、さっき園庭にいてた、猫かな??
あっ、 あめ。
雨の園庭にも、生き物がいっぱい。
ページをめくるごとに、色んな園庭の場面があって、いろんな生き物が出てきます。
次は、どんな生き物が出てくるのかなって、ページをめくるのが楽しみになってくるんだよね。
そして、この絵本のポイント!
生き物に興味がもてる、問いかけがいっぱい。
例えば……

でて きたのは、どんな いきものたちでしょう。
って、聞いてきたり~

くぬぎの じゅえきには、 むしが あつまって います。
って、何をしているのかを考えさせてくれたり~
言葉は少ない絵本なんだけど、少ないなかで、楽しさをしっかり増してくれてます!!昆虫好きな、男の子にはたまんない絵本かもね☆
幼稚園に通っているお子さんに、みんなが帰ったらこんな感じだよ。って、伝えるのに使うのもいいし、純粋に生き物の生活を楽しんでもいいと思う!!夜の静かな絵本なので、寝る前の時間にもいいかも!!
言葉が少ない分、親子のやり取りを楽しめますよ♪
