今回の絵本紹介は『だんろのまえで』でーす。

あるひ山の中でまよってしまったぼく。雪もふってきて寒くて、とっても疲れて歩いていました。すると、一本の大きな木にドアがついています。ぼくは休ませてもらおうとドアをあけると、そこには・・・・

山の中で道に迷ってしまったぼく。いっぽんの大きな木があり、ドアがついていました。疲れたぼくは、休ませてもらおうと、ドアをあけると・・・・
なかは まっくらでした。

「さむいから ドアを しめて こっちに おいで」と誰かが中から言いました。ぼくは、言われた通り、マッチをすって、ろうそくに火をつけるんだけど、この、マッチの火だけで、暖かさが伝わってくるんだよねぇ。
そして、次のページには1本のろうそく。これまた、暖かい!!
でもさ、この絵本のメインキャラクターは暖炉でしょ!!さあ、ここから暖炉のまえでのお話が進んでいきます。

あかあかと燃える、暖炉の火の前で、ぼくとうさぎは暖まっています。
その、うさぎが、なかなかいいことを言うんだよ!!
「つかれたら やすめば いいんだ、
むりしないで じっと してれば げんきに なるさ」
ぼくにそれだけを言うと、うさぎはずっと火を見てるの。
迷子になって、疲れているぼくへの、言葉なんだけど、なんかすごくメッセージが込められているでしょ!!

火が しずかに ゆらゆら燃える暖炉のまえで、
「ぼく、ここがすきだよ」
そういって、ぼくとうさぎも眠りにつくんだけど、その好きに対して、またうさぎがいいことを言うんです。
火をテーマにした、イラストを見ていて暖まるだけじゃない!!うさぎがぼくに言う言葉に、もう、心までも暖められますよ☆
自然の中で生活している画家・鈴木まもるが、実体験をもとに、あたたかな場所、そのままの姿を受け入れてくれる仲間のたいせつさ、そして、なにか根源的なゆるやかな時間を伝える絵本です。
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